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かみ合わせ

親知らずの抜歯の条件と抜かなくても良かった治療事例

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親知らずは抜かなくてはいけないもの、それは本当でしょうか。

実際、親知らずは基本的にエキストラの歯です。なくても構いません。しかし、親知らずでもまっすぐに生えて上下で噛み合い、自分でキレイに磨くことが出来たら、抜歯する必要はありません。

親知らずが痛んで抜歯になる可能性のほうが高いことは事実でもあります。

1.親知らず付近の痛みは他の歯と間違える場合もある

親知らず付近の痛みは、本当に親知らずが原因なのかははっきりしない場合があります。親知らずの手前の歯が痛みの原因の場合もあるからです。

また、虫歯や神経の炎症、噛み合わせから来る違和感なども挙げられます。壮年期以上で親知らず付近の痛みを感じている場合は、どの歯が原因なのか、よく調べることが大切です。50代を過ぎると、骨の中に埋まった親知らずの抜歯は治りも遅く、患者さんに大きな負担をかけます。必要性がなければ抜歯は行わず、経過を見ていく場合もあります。

1-1.親知らずを抜かずに済んだ事例

実際にあったお話です。50代男性の患者さん(Bサン)の場合。

下の奥歯が痛くて痛くて食事もままならず、仕事にも支障が出ている。近医では下の一番奥の歯を骨の中に埋まっている親知らずが押していてそれが悪さをしていると言われた。
親知らずは骨の奥深くに埋まっていて顎の骨の中の太い神経にも近いので大学病院を紹介され、CTなどの検査を進めており、年始には全身麻酔で抜歯を予定している。痛みは今も毎日続いており、日常生活がままならず精神的に参っている。

患者さんのご紹介で遠方の方でしたので、電話で問診しました。

北川
痛みはどんな感じですか?
患者さん
少し前が一番痛かったのですが、今も寝る前が特にひどく痛みます。
北川
寝る前ですか?なるほど、ではそれ以外にどんな感じの痛みを感じていましたか?
患者さん
冷たいものや熱いものがしみてしみて・・・
北川
なるほど、しみていたんですね。ひょっとしたら原因は親知らずではないかもしれません。念のため、一度診せてもらえないでしょうか

来院され、X線を撮影しました。画面向かって左下に横たわっているのが親知らずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30歳を過ぎた頃からは、生える力がなくなっていることが多いため、生える際の痛みや炎症の可能性はぐっと下がります。50代で生える力があるとは考えられません。しかも「冷たい熱いがしみる」は歯の神経の痛みです。埋まっている親知らずはしみません。

確かに親知らずの手前の歯には明らかな虫歯はありませんが、歯髄の炎症はかみ合わせの力からも起きるのです。神経が炎症を起こしてる場合はX線だけではわかりません。歯髄に微弱な電流を流して生命力を調べることもできます。

私の診断は「親知らずの手前の歯の歯髄炎=歯の神経の炎症」でした。当日、神経を取り、翌日にはすっかり痛みから解放されたのです。もちろん親知らずの抜歯は中止しました。


親知らずが生える力がなくなった大人の場合は、痛みの原因をよく調べる必要があります。

2.親知らずを抜歯した方が良い人の特徴は?

親知らずを抜くかどうかは、抜くことで患者さんにメリットがあるかないかで判断します。

2-1.親知らずの周りの歯茎が腫れている

親知らずが生えてくる10代後半から20代の方によく見られるます。親知らずは歯茎の中に埋まっているか、途中まで生えているような状態です。まっすぐ生えて来そうであれば様子を見ますが、X線で明らかに斜めや横向きであれば早いうちに抜歯します。

2-2.親知らずが虫歯で痛い

歯茎から顔を出した親知らずは、他の歯と同じように磨き残しが続けば虫歯になります。虫歯を治すには、削る道具を奥まで入れる必要があります。治療自体もとても難しくなること、虫歯の治療をしたとしても磨けなければ、再び虫歯になります。

この場合は抜くか、抜かないで治療するかの判断が分かれます。

2-3.親知らずが歯茎の中に半分か完全に埋まっていて、手前の歯との間に歯垢が溜まりやすい

この場合は親知らずと手前の第2大臼歯の間で歯周病が進行します。親知らずと手前の歯の位置関係が重要ですが、抜ける場合は積極的に抜いて磨きやすい環境を作ります。

ある程度まっすぐに生えていたとしても、磨けない場合はやはり歯周病が進行しやすいです。親知らずを抜くことに抵抗があると思いますが、磨けない歯を残して、手前の第2大臼歯を失う事になっては一大事です。

2-4.手前の歯に虫歯や歯周病があり、親知らずを抜かないと治療できない

すでに親知らずの手前の第2大臼歯に歯周病や虫歯の問題が発生してしまった場合は親知らずを抜かないと治療ができない場合が多いです。すみやかに親知らずを抜いて、手前の歯を大事にすることをお勧めします。

3.親知らずを抜かない方が良い場合とは?

3-1.ブリッジや入れ歯の支えに使う場合

手前の第2大臼歯がすでに抜歯しないといけないくらい虫歯や歯周病が進んでいる場合は親知らずを残しておくことが多いです。まっすぐ生えていればそのまま使いますし、斜めでも頭が出ていれば使うことは出来ます。

3-2.移植する歯として使う場合

抜歯した場所へ抜歯した親知らずを移植する、といった治療が可能な場合もあります。歯の移植はインプラント治療に比べて適応される条件が限られますし、成功率も低くなります。担当の先生とよく相談してください。

3-3.矯正で移動させて使う

手前の第2大臼歯を失ってしまう場合は、親知らずが埋まっていても矯正で引っ張り出すことができます。これも適応症は限られます。第2大臼歯の分、手前に平行移動ということも検討出来ますが、元々動きにくい歯ですので、治療は困難で現実的ではない場合が多いようです。

4.親知らずの抜歯方法

親知らずの抜歯方法はその生え方で3つに分かれます。

  1. 親知らずの頭が出ている時→小さなスコップみたいな道具を歯と歯茎の隙間にねじ込んで梃子の原理で歯を浮かせます。
  2. 親知らずの頭が半分未満しか出ていない時→歯茎を一部切って小さなスコップをねじ込みます。歯茎は糸で縫います。
  3. 親知らずが完全に歯茎の中に埋まっている時→歯茎を一部切って、親知らずを切ってバラバラにして取り出します。歯茎は糸で縫います。

4-1.抜歯の難易度

  1. 上顎の親知らずの場合→上の親知らずは生えていれば、他のどの歯よりも抜歯は簡単です。理由は、後ろに歯がないことと、上顎の骨は柔らかいことです。逆に埋まっている場合は、下顎よりも道具が入りにくいので、少し難しくなります。
  2. 下顎の親知らずの場合→いわゆる親知らずの抜歯が大変というのは、下顎の親知らずで歯茎の中に横たわるように埋まっている場合です。下顎の奥の骨は最も硬く、削れば腫れます。生えていれば、腫れることなく他の歯と同じように抜歯できます。

お気軽にご相談ください。

北川デンタルオフィスでは、歯の悩みを抱えている人々が最後にかかる歯医者を目指しております。精度の高い技術と1回の診察に最低60分のそれぞれのお悩みを解決するオーダーメイドの治療プランで満足度の高い治療を行います。

■料金の目安

■初診(60分)
簡易診査、写真撮影(必要に応じてX線撮影)、カウンセリング :15,000円(税別)

■精密検査込みの初診  :40,000円(税別)
■応急処置 :3,000円~(税別)

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