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抜歯後の5つの治療方法と何もしない選択肢

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歯を抜いたら、どうやって治すのか?5つの方法ともう1つ

虫歯、歯周病、根の病気、歯が割れた、事故で歯が抜けてしまったなどなど大切な歯を失ってしまう時があります。歯を失ってしまった場合の治療方法はどうすればいいのか?をみていきましょう。

歯を抜く前に抜いた後のことを決めておく

事故で歯が抜けてしまった場合を除けば、緊急に歯を抜かなければどうかなるということは、まずありません。抜いてしまう前に、その後の治療方法を歯医者さんと相談して、決めてから抜くのが基本です。歯がなくなったら困りますものね。相談なしに抜く歯医者さんであれば、セカンドオピニオンを取りましょう。

1.インプラント治療

失った歯の代わりに、チタン製の歯根を埋めて新しく歯を作る方法です。1本失った場合からすべての歯を失った場合まで応用できます。歯根の部分は同じですが、歯の作り方は様々な方法があります。通常の歯を作る方法、入れ歯のような義歯をネジで止める方法、義歯を磁石バネで止める方法などがあります。

 

1-1インプラント治療の長所

新しく歯を作りますので、隣の歯を削ったり神経を取ったりすることがありません、周りの歯に負担を強いることがありません。ほかの歯とほぼ同じようにしっかりと噛むことができます。入れ歯ではかないません。患者さん自身での歯磨きと定期的な検診(メインテナンス)をすれば何十年と機能することがわかっています。(40年以上の報告あり)歯を残すことが最優先ですが、いつダメになるかわからない非常に傷んだ歯を無理に治すより、再治療の可能性が限りなく少なくなることは患者さんの将来の負担を減らします。

1-2インプラント治療の短所

チタン製の人工歯根を骨の中に埋める外科手術は必要です。お体の負担は抜歯と同程度か親知らずを抜く程度です。歯を失った後は骨も痩せますので、以前とまったく同じように歯が入るわけではないことがあります。大きく骨を失っている場合は事前に骨を移植する手術が必要になります。骨とチタン製の人工歯根が結合するまでは2~4か月の期間が必要です。歯がない状態で数か月過ごしてから歯を作ります。手術と同時に歯を作る方法もあります。歯と同じように磨けば問題ありませんが、若干抵抗力は弱いので、しっかりとメインテナンスをしないとインプラントの歯周病(インプラント周囲炎)を起こします。しっかりと噛めるのですが、感覚が歯とは若干違いますので、嚙みしめ(食いしばり)が出ると相手方の歯に負担になります。

2.ブリッジ治療

失った歯の両隣の歯を削って歯がなくなった部分を含めて繋がった歯をいれます。1本を失った場合から多数の歯を失った場合まで応用は広いです。両隣に歯があることと、橋を架ける部分は前歯で4本、奥歯で2本が通常限界です。抜歯してから歯茎の治りを3か月待ってから型を採ります。
セラミックブリッジ術前
セラミックブリッジ術後

2-1ブリッジ治療の長所

ブリッジは自分の歯を使いますので、しっかり噛めますし、噛む感覚も今までと同じです。歯を抜く前にブリッジ治療が決まっていれば、先に両隣の歯を削り、プラスティックの仮歯を作ります。こうしておけば、インプラント治療のように数か月の間、歯がないということはなくなります。インプラント治療は骨が足りない場合に歯や歯茎の形がうまく作れません。ブリッジも同じことが言えますが、インプラント治療よりも自由度が高く、自然な感じで歯を作りやすいとも言えます。

2-2ブリッジ治療の短所

インプラント治療と違うのは両隣の歯を削らなければならないということです。全体を削って被せるのが基本ですが、条件次第で裏側だけで済む場合もあります。歯の全体を削るということは中の神経を取らなくてはいけない場合も出てきます。繋がっていることで磨きにくいというのは言われますが、現在では無理に歯間ブラシを入れるよりも毛先の細い柔らかい歯ブラシで丁寧に洗ってもらうことであまり問題にならなくなってきました。

3.入れ歯治療

入れ歯治療は1本の歯を失った場合(部分入れ歯)から、すべての歯がなくなった場合(総入れ歯)まで回復できる方法です。
下顎RPD3
下顎RPD2

3-1入れ歯治療の長所

失った歯の本数に依らず、1つの義歯で補うことができます。歯を失う時は骨も同時に失います。大きく骨を失うと、歯茎も大きく痩せます。義歯では歯茎まで含めて作りますので、義歯を入れることで口元が凹まないように回復できます。インプラント治療で歯茎の治りを待つ間に使うこともできます。義歯も歯茎の形に合わせて作りますが、歯茎の変化に合わせて調整できる材料がありますので、抜歯したその日から歯茎が治るまで調整しながら使うことができます。

3-2入れ歯治療の短所

取り外しが必要なことです。部分入れ歯でも総入れ歯でも安定した状態を作ることは状況によってできる場合もあれば、非常に難しい場合もあります。特に総入れ歯は難しい場合が少なくありません。食事をしたら、入れ歯を外して入れ歯と歯を洗う必要があります。特に部分入れ歯は歯と入れ歯の間に食べかすが残りますので、虫歯や歯周病になりやすい傾向があります。歯や歯肉と似た色の樹脂製の義歯もありますが、しっかりと歯と支えあうには金属のバネを多用します。バネが見えることは短所の一つです。また入れ歯に年齢を感じたり、自信を失うといったこともあります。

4.歯の移植治療

真っすぐ生えていて、必要がない親知らずがある場合、抜歯をして、抜けた(抜いた)歯の穴に移植をすることで歯を補う治療です。

4-1歯の移植治療の長所

何より、自分の歯を生かすことができますし、成功すればインプラントの欠点である歯の感覚もありますし、細菌に対する抵抗力も自分の歯と同じです。

4-2歯の移植治療の短所

様々な条件がそろわないと適応にはなりません。移植するドナーになる歯と抜歯される側との相性や炎症の程度、根の形、抜歯の時の状況などなど。インプラントの95%以上の成功率と比べると50/50のようなイメージです。移植した後は落ち着くまで時間がかかります。移植する歯の神経は取ることになります。

5.矯正治療

矯正治療は歯を徐々に動かすことで歯並びや嚙み合わせを治す治療です。歯を失ったときに、矯正治療をすることで今まで解決していなかった歯並びや噛み合わせを治すと共に失った歯の隙間を閉じることができる場合があります。上記の4つが歯を補うことを目的としていますが、矯正治療はあくまで歯並びや噛み合わせの改善が主目的で、できた隙間を閉じるのは相当の条件が一致する必要があります。

5-1矯正治療の長所

一般的な矯正治療に従いますが、歯を削ったり被せたりせずに、歯並び、噛み合わせを治すには最高の治療です。よく前歯をキレイに治すのにセラミックの歯で削って被せて治すことを選ぶ方がいますが、唇、口元の雰囲気、歯肉など調和がとれないため、明らかに違和感がでるか、時間が経つと歯肉が痩せたり問題が起きやすいのです。矯正は骨の中を歯根が徐々に動きますので、歯肉や唇、口元の雰囲気と調和がとれた仕上がりになります。

5-2矯正治療の短所

これも一般的な矯正治療の短所に従います。歯を補う場合には、適応症が限られること、装置をつけること、歯磨きが難しくなること、移動中は食事がしにくくなったり、一時的に発音がうまくいかない時期もあります。

6.何もしない

一番奥の歯を失った場合、あえて何もしないという選択もあります。インプラントを行う事もありますが、嚙みしめの癖がある人は過剰な力を受けて失敗する場合もあります。ブリッジは特殊なやり方がありますが、後ろに片持ち梁のように歯を作りますので前の歯に過重負担を強います。短命に終わることが多いです。入れ歯は後ろがないので、不安定になります。安定させるためには反対側(右側なら左側)まで義歯を伸ばす必要があります。1本失っただけで、大きな入れ歯を入れる人はいません。もちろん、インプラントは移植は選択肢になりますが、1か月ほど様子をみましょう、というとこのままで良いといわれる患者さんが少なからずいることも事実です。そのままにしておくには、相手側(上なら下)の歯がかみ合う相手がいなくて移動してしまう事だけは注意する必要があります。

まとめ

いかがでしょうか。一般的な解説をしましたが、実際は個人の条件の違いや先生の知識や技量、費用など様々な条件があります。迷ったら、急いで抜く必要はないはずなので、セカンドオピニオンをとりましょう。

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